不朽の名作として称される韓国ドラマ作品の一つが『トッケビ ~君がくれた愛しい日々~』。異例の視聴率を獲得し、第53回百想芸術大賞でテレビ部門大賞も受賞しています。

韓国ドラマを見始めて最初の方に見たのですが、いまでも一番好きな作品なんです。
こんな名作を生みだした脚本家キム・ウンスクはどんな人なのだろうかと思い、いろいろ調べてまとめてみました。キム・ウンスクのプロフィールや受賞歴、脚本作品を一覧にして紹介していきます。
『トッケビ~君がくれた愛しい日々』の詳しい配信情報はこちらの記事にまとめています↓
キム・ウンスクのプロフィール
俳優ソンジヌのインスタ。右側の方がウンスク。
名前 | 김은숙 |
生年月日 | 1973年 |
出身 | 江原道江陵市 |
キム・ウンスクはソウル芸術大学文芸学部文芸創作科を卒業しました。ソウル芸術大学は韓国の私立大学で、演劇の研究所が発展した大学です。現在では音楽学部や公演学部、デザイン学部など幅広く芸術について学べる大学になっています。文芸創作科は、作家志望の学生が実践的に学習できるカリキュラムが組まれています。ウンスクは卒業後数年で作家としてデビューしていますので、大学での経験がキャリアに役立ったと思われます。
キム・ウンスクの受賞歴。
キム・ウンスクは多数の受賞歴があります。ウンスクが脚本を書いたドラマはヒットすると言われる所以ですね。
- 2005第41回百想芸術大賞
テレビ部門脚本賞「パリの恋人」
- 2011第47回百想芸術大賞
テレビ部門脚本賞「シークレット・ガーデン」
第6回ソウルドラマアワード
韓流ドラマ作家賞「シークレット・ガーデン」 - 2012SBS演技大賞
功労賞「紳士の品格」
- 2016第7回大韓民国大衆文化芸術賞
大統領表彰
KBS演技大賞
作家賞「太陽の末裔」 - 2017第53回百想芸術大賞
テレビ部門大賞「トッケビ~君がくれた愛しい日々」
キム・ウンスク脚本作品一覧。
ウンスクの栄光の軌跡。どんなドラマの脚本を書いてきたのか振り返ってみましょう。
太陽の南側(2003年)
妻へ横恋慕する友人により公金横領の濡れ衣を着せられ懲役に着く主人公。獄中から妻に向けて手紙を書いたが妻はすでに転居していて、その手紙を読んだのは家庭に疲れた女性教授。この手紙をきっかけに2人の文通が始まり恋に落ちる。復讐に挑み、愛に悩む男のストーリー。

あらすじを読んだだけでもすっごく面白そう。これがデビュー作だとは思えない設定ですよね。
パリの恋人(2004年)
ヒロインは映画の勉強のためにパリへ留学した貧しい学生。住み込みの家政婦として訪れた先で財閥御曹司と出会い、惹かれ合うが身分違いの恋に悩む。そこへワイルドな雰囲気の御曹司の甥も現れ、二人の想いの間に板挟みになる。最高視聴率57.4%の名作ドラマ。
プラハの恋人(2005年)
恋人三部作の二作目。実直な刑事がプラハに行っている恋人から突然別れを告げられ探しに行くことに。しかしそこで大統領の娘でかつ外交官という女性と出会う。二人はぶつかり合いながらも距離を縮めてゆく。
恋人(2006-07年)
恋人シリーズ最終章。中国海南島に舞台を移し、有名整形女外科医とアウトローに生きる男性との恋を描く。韓国ドラマの金字塔ともいえる作品。
オンエアー(2008年)
テレビドラマ制作の舞台裏をリアルに描いたドラマ。トップスターやマネージャー、プロデューサー、人気作家などの裏の駆け引きを描く。ウンスクの脚本家としての体験が元に作られた作品なのか真偽は不明だが、振り返ってみれば豪華俳優陣が出演している作品。
シティーホール(2009年)
下っ端公務員で借金もある女性が市長に成り上がるサクセスストーリーと腹黒で大統領を目指している男とのラブストーリーがかけ合わさったラブコメ作品。
シークレット・ガーデン(2010-11年)
大手財閥御曹司とスタントウーマンがひょんなことから魂が入れ替わってしまうという奇想天外なラブコメ作品。韓国ドラマあるあるが続出。放送当時は主演ヒョンビンがドラマ内で着ている青くてキラキラしたジャージが流行したそう。
紳士の品格(2012年)
既婚、未婚、独身主義など立場の違うアラフォー男性4人それぞれの恋模様を描いたラブコメ。人気俳優チャン・ドンゴンが12年ぶりにドラマ復帰し話題となった作品。
相続者たち(2013年)
家の豊かさによって階級を分けられた高校に通う若者たちの苦悩を描いた作品。財閥御曹司なのに異母兄が継承者となりみじめな思いをする主人公と貧しい思いをして育ってきたヒロインの恋も展開する。
太陽の末裔(2016年)
危険な任務に従事する軍人が久しぶりの休暇を過ごす間、偶然美人女医と出会い恋に落ちる。しかし突然特殊任務に就き会うこともままならない二人は関係を築くことを断念する。気持ちを断ち切ることができずにいる中、女医が医療奉仕として向かった海外の地で軍人と再会し、恋が再燃する。

危険な状況が気持ちを燃えさせる。まさにそんな展開のドラマ。現実にはあり得ないと分かっていても胸キュンしてしまう。
「太陽の末裔 Love Under The Sun」については別の記事で情報をまとめています↓
トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜(2016-17年)
高麗時代の武神キム・シンは、王への謀反を疑われ処刑されるが、神の采配で不滅の命を持つトッケビとなる。不運な境遇の女子高生がトッケビと出会ったことで運命が切り開かれる。

私が一番好きな作品。今見ても色あせない傑作ですよね。
「トッケビ ~君がくれた愛しい日々~」の詳しい情報は別の記事にまとめています↓
ミスター・サンシャイン(2018年)
低い身分でありながら渡米し米軍海兵隊の大尉に上り詰め、任務のために祖国の土を踏むことになった男。そこで祖国を守るために闘う女性と出会う。1800年代の朝鮮で時代の波と愛について描いた時代大作。
ザ・キング:永遠の君主(2020年)
並行する2つの世界を繋ぐ門をくぐって現代へやってきた皇帝。女性刑事と運命的な出会いをし、皇帝の座を狙う宿敵と対峙するロマンスファンタジー作品。
ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜(2022年)
壮絶ないじめを体験し、十数年かけて練った復讐作戦を実行に移す女性のストーリー。2023年にパート2も公開された話題作。
全てが叶うだろう(2024年)
ランプの精ジーニーと感情の欠如した女性が3つの願いをめぐって繰り広げるラブコメディ作品。2024年今年放送予定。

「アラジンと魔法のランプ」がもとになったお話のようですね。どんな展開をするのでしょうか。
まとめ
ヒット作連発の脚本家キム・ウンスクのプロフィール、受賞歴、作品一覧をまとめました。振り返ってみると、どれもこれも面白そうで全部制覇したくなりますよね。

これだけの作品の脚本を手掛けていてすごい熱量!
キム・ウンスクが脚本を書いた作品を見返してみてはいかがでしょうか。
- プラハの恋人(2005年)
- シティーホール(2009年)
- シークレット・ガーデン(2010-11年)
- 相続者たち(2013年)
- 太陽の末裔(2016年)
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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