韓ドラ好きなら1度は見る名作『トッケビ ~君がくれた愛しい日々~』。とても素晴らしい作品ではありますが、面白い作品であるがゆえに登場人物の設定や関係が複雑ですよね。
ドラマを見てると登場人物の関係性に混乱しがち・・・。
今回は改めてドラマ内の登場人物の関係性を相関図にまとめ、人物設定と関係性を詳しく解説していきます。改めて作品の面白さを認識できますし、ドラマを思い出しながら楽しく読んでいただけると思います。
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『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』の相関図。
登場人物解説。
ドラマの見どころはなんといってもトッケビという伝承の妖怪が登場するところ。でも日本でなじみのないトッケビという存在はストーリーを追うのに少し戸惑ってしまうかもしれません。トッケビのほかにも、神や死神などファンタジードラマだからこそ描けるキャラクターが登場します。キャラクターたちがどのような設定で登場するのか解説していきたいと思います。
ちなみに韓国で昔話などに出てくるトッケビについて別記事で解説しています。もっと詳しく知りたい方はご参考にどうぞ↓
トッケビ/キム・シン
高麗時代の英雄キム・シン。剣を振り回し、敵を蹴散らす姿は武神とも称された。
民からの人望が厚かったものの、そのせいで王ワン・ヨから謀反を疑われて処刑されてしまう。家臣や親類、王の妃となった妹までともに処刑されてしまった。
処刑後、神の力で生き返り、不滅の命を持つトッケビとして蘇る。以後、約900年もの長い年月を生きることとなる。
多くの命を奪ってきた剣が胸に突き刺さっているが、それを見ることができるのは「トッケビの花嫁」だけ。トッケビの花嫁が剣を抜くとき、不滅の命を終えることができる。トッケビとして人間の人生に福と不運をもたらす。悲しい気持ちになると雨が降る。
現代では、チョヌ財閥により生活を支えてもらい裕福な暮らしをしている。肉が主食。見た目の齢はとらない。
チ・ウンタク
ラジオ局プロデューサーになることを目指している女子高生。幽霊の姿を見ることができる。シングルマザーの母親を幼い頃に亡くし、伯母とその子どもとともに暮らす。しかし伯母たちには冷たく扱われ、食事の準備もしなくてはならないほか、雨の日には傘を使うことも許されない。
トッケビに出会い、自分がトッケビの花嫁だと主張し始める。それが支援を受けたいためなのか、本当のことなのか判断がつきかねる。母親から譲り受けた赤いマフラーがトレードマーク。
みじめな思いをしながらも屈しないウンタクの姿に涙がにじむ。
死神
人間の死後、あの世へ送ることを仕事としている。定期的に死期の近づく人間の名前、時間などが書かれたカード(名簿)が届けられる。死神の仕事は死者を迎えに行き、この世の記憶を消すお茶をふるまい、あの世へ送ること。名簿のないウンタクを「処理漏れ」と呼び、あの世へ送ろうとする。死神は同僚がたくさんいて、連携し合いながら仕事を進めている。
前世で大罪を犯した者が死神に生まれ変わるといわれているが、前世の記憶がないため真偽は不明。黒いコートとつば広の黒い帽子がトレードマークで、黒い帽子をかぶると人間から姿が見えなくなる。
ベジタリアン。
クリーニング店主から帽子を受け取るとき造りが良いからイタリア製かと聞かれて「ヘブン製です」ってこたえる場面がすごく好き。
サニー
チキン店の女性社長。美人で気が強いが、情に厚い。
店内のテーブルについて大根の漬物をかじりながら、なかなか来ない客を待つ。ウンタクをアルバイトとして雇う。
ユ・ドクファ
チョヌ財閥の御曹司。世間知らずで深く考えずに行動する。チョヌ財閥所有のトッケビの住む家の管理を任されている。祖父である会長にカードを止められるなど、御曹司といえども好きにお金を使えない。そのため、トッケビが住む家を死神に貸し出し、家賃を得ようとする。サニー経営のチキン店が入るビルのオーナーでもある。
ユ・シヌ会長
チョヌ財閥会長。ドクファの祖父。
高麗時代から生まれ変わってはキム・シン(トッケビ)に仕えてきた。トッケビに家を提供し、生活を支えてきた。ときどきトッケビと酒を飲み、チェスの相手にもなる。孫であるドクファへの教育には厳しく目を光らせている。
キム・ドヨン会長秘書
昔は借金取りの仕事をしていたらしい。両親がおらず、支援を受けながら高卒認定試験を受け大学へ通った努力家。ドクファの世話をし、教育係として側についている。
会長の前でプレゼンのためにアイドルのダンスを完コピして踊る場面があります。
真面目な表情なのにダンスを完璧に披露するんですよ。
真面目な顔して陰でダンス猛練習したのかなとか想像するともう・・・。
ウンタクの伯母
母亡きあとのウンタクの面倒を見ることになるが冷遇する。ウンタクより年上の娘と息子がいる。
食事の準備をウンタクにさせる。金にがめつく、借金があり、ウンタクの母の死亡保険金を狙っていて、どこに隠し持っているかと執拗に聞く。
王ワン・ヨ
高麗時代の王。城を抜けだし、婚前のキム・ソン王妃の姿を見にいったことがある。側近の言葉により疑心暗鬼になってゆく。武神キム・シンの謀反を疑い、キム・シン本人だけでなく、家臣、親類、王妃である妹までもを処刑する。
キム・ソン王妃
高麗時代の王妃。武神キム・シンの妹。戦ばかりで兄がなかなか帰ってこず、寂しく思っていた。王ワン・ヨを慕っていたが、兄とともに処刑されることとなる。
パク・チュンホン
高麗時代のこと、王ワン・ヨに側近として仕えていた。武神キム・シンが民の人望をあつめて謀反をたくらんでいると王に耳打ちする。
ウンタクの前に現れる幽霊たち
幽霊を見ることができるウンタクの前には、自分のことを聞いてもらおうとさまざまな幽霊が姿を現す。一緒に逝こうと誘う幽霊、図書館の女子高生幽霊、夫に殺された女性幽霊、おばあさん幽霊など。
最初は彼女たちの存在を煙たがっていたウンタク。しかしトッケビとトッケビの花嫁についての情報を聞いたり、励ましてもらったり親しく交流するようになる。
謎の赤い服の女性
ウンタクの前にときどき現れる謎の赤い服の女性。辛い境遇のウンタクを気遣うような行動をとる。
ときにはドクファとすれ違い、声をかけられるのを待つようなそぶりを見せる。
黒いロングヘアーと赤いフレアパンツ、赤い口紅が目立つ色白美人さんですよね。
神
白い蝶の姿で現れると言われる。キム・シンに不滅の命を与え、トッケビにさせた。ドクファや子どもの体を借りて現れることもある。人間の全てを支配しているように見えて、人間に意見を言われて取り入れることもあるよう。
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登場人物の関係性を解説。
『トッケビ』は、人物の設定に凝っていて、人物関係もちょっと複雑ですよね。見ていると混乱してしまうときもあります。そこで登場人物同士の関係性を深掘り解説していこうと思います。
ひとつ注意なのが、これは管理人の解釈による解説です。ドラマ内ではっきりと描かれていないところを管理人の解釈で解説しているところもあります。その点はご了承ください。
トッケビとウンタク
トッケビは不滅の命を生き、周囲の親しい人たちの死を何度も見送ってきました。永遠の生は人間の夢ですが、トッケビにとってはそうではありません。不滅の命を終わらせることができるトッケビの花嫁を心待ちにしています。トッケビの花嫁だけがトッケビの胸に刺さる剣を抜き去り、命を終わらせることができるのです。
ウンタクがトッケビの花嫁となったきっかけは、ウンタクの母ヨニをトッケビが助けたことと思われます。ウンタクがまだ母ヨニの胎内にいるとき、母ヨニは車に轢かれて瀕死になります。そをれをトッケビが見つけて助けました。結果、生まれる運命ではなかった命が生まれることとなったのです。
ひとり寂しく海岸で19歳の誕生日ケーキのろうそくの火を吹き消したとき、ウンタクは初めてトッケビと会います。トッケビの花嫁が火を吹き消したとき、トッケビを呼び出すことができるようなのです。
女子高生であるウンタクにとってトッケビはおじさんと呼ぶべき年齢です。なので正直に「おじさん」と呼ぶようになります。そしてウンタクはトッケビに望みを叶えてもらえるようつきまとうようになるのです。
最初は「こんな年の差カップルで大丈夫なの?」と思いましたが、話が進むにつれてウンタクの齢が追いつくようになります。
トッケビと死神
ドクファの悪巧みによりチョヌ財閥所有でトッケビの住む家に、死神も住むことになります。最初は犬猿の仲。死神はベジタリアンだし、トッケビは肉食だし、食事の好みも正反対です。しかしぶつかり合いながらも互いを気遣うようになり、友情で繋がるようになっていきます。
ナイフやフォークを飛ばしながら争うくらいだったのに、落ち込んだらお互いに慰め合うようになる。
このふたりの暮らしをずっと見ていたくなるくらい好き。
死神とサニー
サニーが露店でひとつの指輪を手に取ったとき、死神と出会います。死神もその指輪のことが気になり、譲ってくれるように言うのです。実はこの指輪は二人の前世で因縁があるもの。
前世のことを憶えていない二人はそれでも惹かれ合います。死神は正体を隠しながらもサニーと会い続け、サニーは死神の態度を訝しみながらも距離を縮めていきます。はたして死神と人間という障壁を二人は超えられるのでしょうか。
死神とサニーのカップルは、トッケビとウンタクのカップルと同じくらい人気がありますよね。
死神とウンタク
生まれる運命ではなかったウンタクは、生涯を死神に追われて過ごします。幽霊を見ることのできるウンタクは死神の姿も見ることができました。
最初の出会いは母ヨニの死後でした。死神は生きてはいないはずの人間を見つけたため、あの世へ送ろうとします。ウンタクは老婆にかばわれ、親戚の家へ移り住み事なきを得ます。
高校生になったウンタクは住む家をなくしトッケビと死神が住む家に転がり込みます。死神は最初はウンタクをあの世へ送ろうとしますが、トッケビがそれを阻止します。ウンタクがいなくなってしまうと、トッケビの不滅の命を終わらせる者がいなくなってしまうからです。死神はウンタクのことを「処理漏れ」(あの世へ送る処理が漏れた)と呼びつつも見逃すことにします。一緒に住むうちに愛着が湧いたのか、死神は次第にウンタクとトッケビのカップルを応援するようになっていきます。
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まとめ
『トッケビ ~君がくれた愛しい日々~』の登場人物と関係の解説をしました。改めてよくできた設定だと思いましたし、それがこのドラマの面白さに繋がっていると感じました。トッケビが出てくる韓国ドラマはいまのところほかにありません。これほど人間にとっての永遠のテーマ「死」「運命(使命)」「愛」について考えさせられるドラマもほかにありません。
何度見ても新しい発見のあるドラマですよね。もう一度ドラマを見直してみてはいかがでしょうか?
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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