言わずと知れた韓国ドラマの傑作『トッケビ ~君がくれた愛しい日々~』。トッケビという不変の存在、運命、宿命がテーマだから普遍的で作品を超えて心に響く言葉が多いですよね。この記事ではドラマの中で使われた名言をピックアップして紹介します。
どれもこれも名言過ぎて絞り込むのが大変でした!
名言が使われたドラマのシーンを思い出しながら読んでもらえると嬉しいです。
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『トッケビ~君がくれた愛しい日々』の配信情報はこちらの記事にまとめています↓
『トッケビ』名言集。
『トッケビ ~君がくれた愛しい日々~』の脚本家キム・ウンスクさんの書くドラマはどれも名作。そして名言ともいえるセリフの数々はドラマとはかけ離れているはずの現実の世界でも通用するものが多いです。その中でも忘れられない心に残る名言を集めました。
人間は4回生まれ変わる
主人公の女子高校生ウンタクは幼い頃に親を亡くし、いじわるな親戚の家で肩身狭く暮らしています。
毎日親戚の分まで食事を作り、雨の日に傘をさすことも許されません。さらに亡くなった母親の保険金を隠し持っていると疑われ冷遇されています。
いいことなんて何もない。
くじけそうになったウンタクはとうとうトッケビ相手に愚痴をこぼします。
人間は4回生まれ変わるんだって
1回目に種をまき
2回目に水をやる
3回目に収穫し
最後にそれを食べるだから悔しいの
『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』第3話
私の人生はずっと種まきの繰り返し
芽が出ない
そんな種まき人生でもトッケビに出会ったことは今後の生まれ変わりの中で最高の種でしたよね。
初恋だった
トッケビがウンタクから借りた『悲しみを星に託す』という詩集を読むシーンがありますよね。その中の「愛の物理学」という詩がとても素敵。
ウンタクは幸運をもたらすといわれているトッケビにつきまとうのですが、一方トッケビは迷惑そうにあしらっていました。トッケビはドラえもんの「どこでもドア」のように街中のドアを開くと行きたいところへ移動できます。逃げるようにトッケビが扉を開けてカナダへ移動したとき、ウンタクもついてきてしまいます。これまで誰もそんなことはできなかったのに。
初めての海外、カナダではしゃぎまわるウンタク。トッケビはベンチに座って待つことにします。
その時にトッケビが「愛の物理学」の詩を読みます。そして自分の中に湧きだしていた気持ちがウンタクへの想いだと認識するようになるのです。
トッケビの元へウンタクが駆けてくるのですが、軽やかに跳ねる若いその姿はまさに詩を体現しているかのよう。
愛の物理学
質量は堆積に比例しない
スミレのような少女が
ヒラヒラと舞う少女が
大きな質量で僕を引っ張るその瞬間
ニュートンのリンゴのように
僕は彼女の元に落ちた
音を立てて
大きな音を立てて
心臓が振り子のように大きく揺れていた初恋だった
『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』第4話
適度な天気のある日
トッケビには通常の人間には見えない剣が胸に突き刺さっています。その剣を抜くと「永遠の生」から解放されます。その剣が見え、抜くことができるのは「トッケビの花嫁」だけ。それがウンタクです。
周囲の人間が死に逝くのを見てきたトッケビは生きることに疲れていました。でもウンタクと出会い、生きることに執着が湧いてきしまったのです。
産神がトッケビに忠告をするシーンがあります。産神はこの世に命を送り出す存在で、人間の死期も見えるのです。産神は剣を抜けないトッケビの花嫁に価値はないと言い放ち、ウンタクの命が危ういことを忠告します。
ウンタクが寿命を全うするまで共に生きることはかなわないのだろうか。そんなトッケビの声が聞こえてきそうなセリフです。
そして百年後のある日
『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』第8話
適度な天気のある日
初恋だったと 君に告げたい
天に許しを 請うてみる
「適度な天気のある日」というのがリアル。
特別な日でなくて何気ない日常を積み重ねたいというトッケビの思いが詰まっていますよね。
今日を生きなきゃ
トッケビの胸に刺さる剣を抜かないウンタクに死の危機が降りかかります。時を追うごとにその運命は過酷になるようです。トッケビはウンタクが出掛けるのを心配し、止めようとします。そんなトッケビに対してウンタクが言います。
家の中で震えて暮らしてたら 生きてるとは言えない
『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』第11話
今日を生きなきゃ
バイトや入学の準備をして
いつもの道を歩き 家に帰る
それが生きるということよ
だから死ぬ気で私を守って 私は死ぬ気で生きるわ
「今日を生きなきゃ」というのは現実世界でも言えること。
このセリフは勇気づけられますよね。
愛してくれた人への礼儀よ
大昔から何度生まれ変わってもトッケビに仕え、生活を支えててくれる存在がいます。今世では「ユ会長」として財閥トップとして君臨していましたが、その寿命が尽きてしまいます。永遠の命を生きるトッケビにとって寿命ある人間の死をみとることは宿命。悲しい別れに落ち込むトッケビをウンタクは励まします。
残された人は 一生懸命 生きないと
『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』第12話
時々 泣いても
また 笑ってたくましく生きる
それが 愛してくれた人への礼儀よ
今日が最後なら
宿敵を倒すために剣を抜き、トッケビはとうとうこの世から離れます。それと同時にウンタクからトッケビの記憶が消えてしまいました。
しかし偶然のきっかけでウンタクの元へ再び現れることができました。トッケビの記憶が無くなったウンタクは最初は戸惑いますが、記憶を取り戻すことができるようになります。
何より 人は いつか死ぬ
だからこそ人生は美しい記憶が戻った時 最初にこう思いました
『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』第16話
”今日が最後だと思って生きよう”
”今日が最後なら”
”この記憶は 私の愛する人の最後の記憶だ”
”だから どんな瞬間も”
”全力で生きて 全力で愛そう”と
どんな瞬間も未来の自分の記憶になる。キム・ウンスクさんの力強いメッセージです。
脚本家キム・ウンスクについて別の記事に情報をまとめています↓
まとめ
以上、『トッケビ ~君がくれた愛しい日々~』の名言をお伝えしました。
トッケビとは韓国で古くから言い伝えや昔話に出てくる妖怪です。日本では「鬼」と訳されることが多いですが、少し性格が違うようです。
別記事でトッケビについて解説しています↓よろしければお読みください。
『トッケビ ~君がくれた愛しい日々~』にはたくさん名言があり、何度見ても言葉にハッとさせられます。紹介したほかにもまだまだたくさんステキな言葉や感動するセリフがあります。
何度見ても見足りない傑作ドラマ『トッケビ』。ぜひ見返してみてはいかがでしょうか。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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