パク・ソジュンとウォン・ジアン主演、20代で二度恋に落ちては別れた初恋の相手が、10数年後に再会して育む大人のロマンスを描いた韓国ドラマ『明日はきっと』。今回は、この切ない物語を彩るOST(オリジナル・サウンドトラック)をご紹介します。
韓国ドラマの魅力のひとつは、物語と音楽が織りなす絶妙なハーモニーです。登場人物たちの感情が揺れ動く瞬間、そっと寄り添うように流れる歌声が、私たちの胸にも波紋を広げていきます。ドラマを見終えた後も、OST(オリジナル・サウンドトラック)を聴くだけで、二人の切ない表情や、言葉にならない想いが心の中によみがえってきます。

音楽は、時に映像以上に雄弁です。今回は、『明日はきっと』を彩る楽曲たちをご紹介しながら、あの感動をもう一度、味わっていただければと思います。
明日はきっと:すれ違い続けた、ふたつの心
二度、愛し合った。そして二度、別れた。
イ・ギョンド(パク・ソジュン)とソ・ジウ(ウォン・ジアン)は、20歳のときに初めて恋に落ちました。けれど、若さゆえの迷いや、それぞれの事情が二人を引き離します。月日が流れ、三度目の再会。しかしその再会は、彼が書いたスキャンダル記事と、彼女が渦中の人物の妻という、あまりにも複雑な立場でした。
平凡な記者として働くギョンド、そして裕福な家庭に生まれながらも心に傷を抱えるジウ。運命に翻弄されながらも、忘れられない初恋への想いを胸に秘めた二人が、再び向き合うとき──。
大人になった彼らの、切なくも深い愛の物語です。
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心に響くOST収録曲 ── 一覧と注目ポイント
『明日はきっと』のOSTは、多彩なアーティストが参加し、場面ごとに異なる色合いの感情を描き出しています。まずは、代表的な楽曲を一覧でご覧ください。
| 曲名 | アーティスト | 雰囲気 | 流れた場面の特徴 |
|---|---|---|---|
| Anytime anyhow | ソン・シギョン | 深く温かなバラード | ギョンドとジウの過去と現在が交差する、物語の核となる瞬間に |
| Last Spring | J.DON(イ・スンヒョプ) | 爽やかで切ない青春ソング | 二人が最も輝いていた初恋の日々の回想シーン |
| By My Side | NavyQuokka | 明るく優しいピアノバラード | 大切な人への守りたい想いが溢れる温かな場面 |
| When love comes late | Kim Daniel(wave to earth) | しっとりと心に染みるバラード | 愛が遅れて届く切なさ、すれ違う二人の心情 |
| Tool Tool | Heize | ミニマルで落ち着いたR&B | 疲れた心を慰め、前へ進む勇気を与える場面 |
| Everyday | EJel | 幻想的で繊細なアコースティック | 互いへの想いだけでは叶わなかった悲しみを映す |
| Cafe Latte (English Version) | 幾田りら | 洗練された優しいポップス | 揺れ動く二人の距離感を穏やかに包み込む |
各曲の魅力をもう少し、じっくりと
「Anytime anyhow」 / ソン・シギョン
ドラマの主題歌として、物語全体を包み込むこの楽曲。韓国を代表する歌手ソン・シギョンが、主人公ギョンドをイメージしながら歌い上げたという一曲です。彼の深みのある歌声が、どんな時も、どんな形でも、愛し続ける男の心を切々と表現しています。ドラマのオープニングやエンディングで流れると、自然と涙がこぼれてしまう──そんな力を持った歌です。
「Last Spring」 / J.DON(イ・スンヒョプ)
バンドN.Flyingのボーカルが歌う、青春の輝きを閉じ込めたような一曲。ドラマチックなバンドサウンドに乗せて、二人が初めて出会った頃の、笑顔溢れる”あの春”が鮮やかに蘇ります。イ・スンヒョプの爽やかで甘い歌声が、初恋のときめきと純粋さをまっすぐに届けてくれます。
「By My Side」 / NavyQuokka
軽やかなピアノの音色と、透明感あふれる歌声が印象的。NavyQuokkaが歌うこの曲は、大切な人の隣にいられるだけで息ができる──そんな、静かな幸せを描いています。温かくて、でもどこか切ない。そんな複雑な感情が胸に広がる楽曲です。
「When love comes late」 / Kim Daniel
世界的に人気のバンドwave to earthのボーカル、Kim Danielが歌うバラード。タイトルの通り、時間通りには届かなかった愛の切なさを、しっとりとしたメロディが物語ります。大人になったからこそ感じる、後悔と諦めきれない想いが交差する場面で流れると、胸が締め付けられます。
「Tool Tool」 / Heize
Heizeの落ち着いた声色が心地よい、ミニマルなR&Bトラック。繰り返されるフレーズが、疲れた一日を癒すおまじないのように耳に残ります。ギョンドとジウが抱える傷を否定せず、軽やかに乗り越えようとする勇気が、音楽からも伝わってきます。
「Everyday」 / EJel
ピアノの美しい旋律と、EJelの澄んだ歌声が紡ぐ、切ないバラード。徐々に高まっていく編曲が、現実と感情の狭間で遠ざかっていく二人の心を映し出します。後半に向かって積み重なるストリングスが、別れの余韻を静かに押し上げていく構成も見事です。
「Cafe Latte (English Version)」 / 幾田りら
日本からは、YOASOBIのボーカルとしても活躍する幾田りらが参加。ミディアムテンポの軽快なリズムに、彼女ならではの素直な歌声が重なり、二人の間を揺れ動く微妙な距離感を優しく包み込んでいます。作詞も幾田りら自身が手がけた、心に寄り添う一曲です。

こうして改めて楽曲を振り返ると、音楽が心に触れたあとだからこそ、もう一度あの映像と一緒に物語へ戻りたくなる──そんな気持ちが自然と湧いてきます。
OSTをもっと楽しむ方法 ── 映像と共に、もう一度
音楽を聴いていると、ふと思い出しませんか?あの曲が流れた瞬間の、二人の表情を。
「あのシーンでこの歌が流れていたな」と記憶を辿りながら、もう一度本編を見返したくなる──それが、韓国ドラマOSTの魔法です。『明日はきっと』は、Prime Videoで独占配信中。曲が流れた名場面を確かめながら、ドラマの世界にもう一度浸ってみてはいかがでしょうか。
Prime Videoでは、初回30日間の無料トライアルも用意されています。まだご覧になっていない方も、すでに完走された方も、OSTと共にもう一度作品を味わう時間は、きっと心を満たしてくれるはずです。音楽が導く、新しい感動との出会いを、ぜひ楽しんでみてください。

あなたの心に響いたのは、どの一曲でしたか?『明日はきっと』のOSTは、ただの劇伴ではなく、物語を生きた証のような存在です。聴くたびに、あのときの気持ちが蘇る。そんな音楽との出会いを、これからも大切にしていきたいですね。
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