韓国ドラマ『ナインパズル』は、10年前の過去に囚われた天才プロファイラーと、彼女を疑い続ける刑事が、奇妙な連続殺人事件に立ち向かうサスペンスドラマ。
『ナインパズル』を全話視聴し、この作品が私の心に残した印象と感動を綴ります。

隙間時間が10分あれば韓ドラを見る。ラブコメとマクチャンドラマが大好物のドラマヴィータ管理人がお届けします。
『ナインパズル』の配信・作品情報を解説した記事はこちらです↓
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簡単なあらすじ
『ナインパズル』は、10年前の過去に囚われた天才プロファイラーと、彼女を疑い続ける刑事が、奇妙な連続殺人事件に立ち向かうサスペンスドラマです。
女子高生イナは、同居する叔父が殺された第一発見者で、事件の唯一の目撃者でした。そのため、刑事ハンセムに容疑者として疑われてしまうが、イナ自身はそのときの記憶を失い真実は闇に葬られてしまいます。その後、彼女は天才プロファイラーとなりました。 ところが、10年前に叔父が殺害された現場に残されたのと同じパズルのピースが、彼女のもとに届くのです。
それを合図に、パズルになぞらえた連続殺人事件が再び起こり始めます。 イナと、彼女を疑い続ける刑事ハンセム。 二人は、複雑に絡み合う事件の真相を追うことになるのです。
『ナインパズル』全話見た感想
二人が醸し出す、唯一無二の雰囲気
この作品の最大の魅力は、イナ役のキム・ダミと刑事ハンセム役のソン・ソックの関係性と二人の醸し出す唯一無二の雰囲気です。
ハンセムは叔父を殺した殺人者としてイナを疑い、ときに信じ、葛藤を強いられます。当のイナは「記憶がないのだから仕方がない」とばかりに飄々と受け流すのですが、そのふたりのやりとりがバランスよく、見てるとクセになるような味がありました。
イナの奇想天外な行動と、ハンセムの頑固な正義感。 一見相容れない二つの個性が衝突するたびに、物語に奥行きが生まれるのです。
このミステリアスで危うい空気感こそが、『ナインパズル』の世界観を創り上げているのだと感じました。

イナがハンセムのことを「カレーナン(カレー男)」と呼ぶの、すっごく好きだったな。
パズルのピースが運ぶ、不気味さと緊張感
最も印象的だったのは、殺人が起こるたびにイナに届くパズルのピース。その一片一片が、事件を象徴していたのです。
このシンプルだけれど恐ろしい仕掛けは、連続殺人事件の不気味さを際立たせています。 完成へ向かうパズルの絵柄も、やがて明かされる真実も、全てが緻密に計算されているのです。

一つのピースが加わるたびに、全体像へ近づいていく緊張感。 その完成度の高さに、思わず息を呑まされます。
過去と現在が織りなす、深い物語構造
イナが追い求める真相は、同時に彼女自身の過去でもあります。
10年前の事件、叔父の死、自分は本当は何者なのか。
謎を解きながら、主人公自身も癒されていく。 そのプロセスが丁寧に描かれているからこそ、ただのミステリーサスペンスではなく、心をつかむドラマになっているのです。

ネタバレになってしまうので多くは言えませんが、イナは表面的には飄々としていても、ほんとうは高次元な会話もできて信頼できる友人をこころから必要としていたんですよね。叔父が亡くなった現場である自宅から逃げたいのに逃げられない。精神は限界寸前だったのではないでしょうか。
まとめ:パズルが象徴するミステリアスな連続殺人事件の謎にどっぷり浸かることのできる傑作
『ナインパズル』は、ミステリー要素の完成度の高さと、登場人物たちの心理描写が見事に調和した秀作です。
パズルのピースが一つ加わるたびに物語が深まり、二人の関係性が複雑になっていく。 その先へ、ついつい次話を見たくなってしまいます。
同じく韓国ドキュメンタリー好きの皆さまとこの魅力を共有したい。 そんな気持ちで、この記事をお届けしました。

もし『ナインパズル』をご覧になったのなら、ぜひあなたの感想もお聞かせください。 一緒に作品の余韻に浸りましょう。
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