寒さが本格化してきた11月。温かい飲み物を片手に、ブランケットにくるまりながらドラマを観るひとときが、日々の楽しみになっていました。
今月は前月から引き続き視聴していた作品を完結させつつ、新しい世界にも飛び込んでみました。恋愛ドラマからメイクバラエティまで、心温まる時間をたくさん過ごせた1ヶ月でした。

今月は資格試験に挑戦したので、ドラマを見る時間が減ってしまいました。それでも、勉強の息抜きにドラマを見る良さを実感!がんばった自分へのご褒美として、作品世界に浸る贅沢を味わいましたよ。
- 私と結婚してくれますか?(完走)
- 親愛なるX
- 愛だと言って(完走)
- ジャストメイクアップ(完走)
前月から継続していた作品を完走できたことに、ちょっとした達成感を感じています。それぞれの作品が異なる魅力を持っていて、飽きることなく楽しめました。
私と結婚してくれますか?|癒しのラブコメを完走
10月から視聴していた本作を、11月についに完走しました。
偽装結婚という設定から生まれるハラハラ感と、定番のラブコメ要素が絶妙に組み合わさった作品。チェ・ウシクとチョン・ソミンの相性が本当に良くて、画面に二人が映るだけで幸せな気持ちになれました。見ているだけで心が温まる、理想的なカップルでした。
豪邸を手に入れるために始めた90日間の契約結婚。バレたらすべてが水の泡という緊張感を抱えながら、次第に本物の感情が芽生えていく過程が丁寧に描かれていました。軽快なテンポで展開していくので、ストレスなく一気見できる心地よさがあります。
サブカップルのペク常務とユン・ジョンギョンの関係性にも心を掴まれました。堅物で冷たい印象だったペクが、ジョンギョンとの出会いを通じて少しずつ変化していく様子。人は誰かの存在によって変われるのだという、温かいメッセージが伝わってきました。

仕事や家事の合間に、肩の力を抜いて楽しめる良質なロマンティックコメディ。忙しい日常の中で、ちょっとした幸せを感じたい時にぴったりの作品でした。
もっと詳しい感想は、こちらの記事にまとめています↓
親愛なるX|美しき残酷さに魅了される
今月最も衝撃を受けた作品が、この『親愛なるX』です。
ヒロインのペク・アジンが持つソシオパス的な性質に、背筋が凍る思いをしました。キム・ユジョンの演技力に圧倒されっぱなし。かつての可愛らしいイメージから、ここまで冷酷で計算高い役柄を演じきる彼女の成長に驚かされました。
幼い頃に愛情を十分に受けられなかったアジン。彼女にとってのソシオパス的な振る舞いは、過酷な環境を生き抜くための戦略だったのでしょう。頂上へ上り詰めるため、自分の欲望を満たすため、邪魔になるものは容赦なく犠牲にしていく。その姿は美しいほどに残酷でした。
それなのに不思議なことに、心のどこかで彼女がいつか救われてほしいと願っている自分がいます。ここまで非情な行動を取るのに、ジュンソやジェオといった周囲の男性たち、そして視聴者までもが惹きつけられてしまう。彼女の魅力の根源は一体どこにあるのか、考えずにはいられませんでした。

物語の時系列が巧みに入れ替えられているのも、この作品の特徴です。まだ起きていないはずの出来事が、現在進行形のように提示される場面がいくつかありました。最初はわずかに混乱しましたが、これはおそらく脚本家の緻密な計算。物語の結末へ向けた驚きの仕掛けになっているのだと感じています。最終話がどのような展開を見せるのか、今から楽しみで仕方ありません。
愛だと言って|不器用な心の揺れ動きに共感
『愛だと言って』は、正直に言えば、最初は少し退屈に感じてしまった作品でした。
でも視聴を続けるうちに、ヒロイン・ウジュの心の葛藤から目が離せなくなっていきました。復讐を誓った相手の息子に惹かれていく、この矛盾した感情。その揺れ動きを最後まで見届けたいという思いが強くなっていったのです。
ウジュのまっすぐで不器用な姿が、とても魅力的でした。
惹かれてはいけない相手なのに、心が傾いてしまう。復讐したいはずの人なのに、苦しむ姿を見ると助けずにはいられない。そんな気持ちが自然と芽生えても、周囲の人から指摘されて初めて自分の感情に気づく。計算高く生きることができない、彼女の純粋さに心を掴まれました。
そしてドンジン役のキム・ヨングァンの魅力にも、完全にノックアウトされました。
本心を隠すように前髪を下ろしているドンジン。過去には前髪を上げて、凛々しい眉毛を見せていたのに。恋人に裏切られた後、彼は自分の心に蓋をするように髪型を変えたのでしょう。今後その凛々しい眉毛を見られるのはウジュだけなのだと思うと、なんだか羨ましくて仕方なくなりました。

序盤の印象とは裏腹に、登場人物たちの心の機微を丁寧に追いかけた作品。じっくりと向き合うことで、深い味わいが感じられるドラマでした。
ジャストメイクアップ|K-beautyの底力を実感
10月から視聴を続けていたこのバラエティ番組を、11月についに完走しました。
メイクアップアーティストたちが技術と創造性を競い合う姿に、最後まで心を熱くさせられました。K-beautyの裏側と本気度を目の当たりにする体験。優勝の結果も納得のもので、韓国美容業界の底力を見せつけられた気分です。
特に印象的だったのは、敗退していく参加者たちのメイクも驚くほど素晴らしかったこと。勝ち残る人だけでなく、全員が高い技術を持っている。この全体的なレベルの高さこそが、K-beautyの強さの秘密なのだと感じました。メイクの工程を見ているだけで、本当に面白い。そこに込められた想いまで伝わってくるのです。番組を見終えた後、自分がメイクをする時のアイラインを引く動作ひとつとっても、以前より丁寧になりました。プロの技術に触れることで、メイクという行為への向き合い方が変わる。そんな貴重な体験をさせてくれた番組でした。
この番組を通じて、人を美しくすることの素晴らしさも再認識できました。美しくなりたい、美しくいたいという気持ちは、決してやましいものではありません。それは人が本来持ち合わせている、ごく自然な感情なのだと。

そして何より、番組そのもののセンスの良さに感心しました。舞台設定の美しさ、対戦テーマの選び方、出場者につけられたハンドルネーム。細部にまで行き届いた演出が、作品全体の完成度を高めています。韓国バラエティ番組の洗練されたセンスを、存分に堪能できる一作でした。
今月のマイベストは?
11月に完走した4作品の中から、特に心に残った作品を選ぶとすれば『私と結婚してくれますか?』です。
『親愛なるX』のソシオパス的なヒロインに戦慄し、『愛だと言って』の不器用な恋心に共感し、『ジャストメイクアップ』でK-beautyの本気度に圧倒された11月。どの作品も異なる魅力を持っていましたが、最も心地よい時間を過ごせたのは、やはりこの作品でした。
チェ・ウシクとチョン・ソミンが画面に映るだけで幸せな気持ちになれる。二人の相性の良さが生み出す、温かな空気感。偽装結婚というハラハラする設定ながら、定番のラブコメ要素がしっかり詰まっていて、安心して楽しめる心地よさがありました。
サブカップルのペク常務とジョンギョンの成長物語も、丁寧に描かれていて魅力的。人は誰かの存在によって変われるのだという、温かいメッセージが心に響きました。
忙しい日常の中で、ふっと肩の力を抜ける瞬間。そんな癒しの時間を与えてくれた作品として、今月のマイベストに選びたいと思います。
まとめ:心温まる作品たちとの出会い
11月は、愛や人生について考えさせられる作品に多く触れることができました。
恋愛の形は人それぞれで、幸せの定義も多様。そんな当たり前のことを、ドラマを通して改めて感じた1ヶ月でした。メイクという表現を通じて自分らしさを追求する姿にも、大きな刺激を受けました。
12月は年末に向けて慌ただしくなる時期ですが、ドラマを楽しむ時間はしっかり確保していきたいと思います。ヒョンビン主演の『メイド・イン・コリア』、パク・ソジュン主演の『明日はきっと』は見逃せないですよね。冬の夜長を彩る素敵な作品たちとの出会いを、今から楽しみにしています。

寒い季節だからこそ、温かい物語に心を委ねる時間を大切にしていきたいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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